TimesTen Data Managerを使用したアプリケーションは、従来のDBMSを使用したアプリケーションと比較すると、データ・アクセスのパフォーマンスが数倍向上します。ただし、アプリケーションの設計とチューニングが適切でなければ、TimesTenのメリットを活かしきれない場合もあります。この章では、TimesTenアプリケーションのパフォーマンスに影響する要因について説明します。この要因には、データ変換のように影響の少ないものから、実行時のコマンド準備などのように影響が大きいものまで様々な要因があります。
この章では、あらゆる要因を説明します。これらの要因では、次のような設問が重要になります。
この章で説明するように、パフォーマンス上の問題点の多くはSYS.MONITOR表を調べて確認できます。
この章の内容は次のとおりです。
TimesTen Javaアプリケーションのチューニングについては、『Oracle TimesTen In-Memory Database Java開発者およびリファレンス・ガイド』のアプリケーション・チューニングに関する説明を参照してください。TimesTen Cアプリケーションのチューニングについては、『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド』のアプリケーション・チューニングに関する説明を参照してください。